Articles

Worst pattern of invasion – type 4 (WPOI-4) and Lymphocyte host response should be mandatory reporting criteria for oral cavity squamous cell carcinoma: A re-look at the American Joint Committee of Cancer (AJCC) minimum dataset

背景.WPI-4(最悪の浸潤パターン)およびリンパ球のホスト反応については、米国ガン委員会の最低データセットを再確認する必要がある(Background)。 早期リンパ節転移陰性口腔扁平上皮癌患者の一部は、外科的完全切除にもかかわらず失敗する。 早期口腔癌の補助療法は議論の余地があり,病期,深達度,マージンの状態によって個別化されることが多い。

目的:選択的リンパ節郭清で先行切除したpT1/T2N0症例において,最悪の浸潤パターン(WPOI),腫瘍細胞巣サイズ(sCNS),出芽,リンパ球性宿主反応(LHR)の腫瘍-組織境界特性に着目し,各種組織マーカーについて検討し,予後意義を評価した。

材料と方法。 95例のアーカイブブロックを検討した。 腫瘍の病期,悪性度,大きさ,浸潤深度,リンパ管,神経周囲浸潤,WPOI,LHR,sCNS,腫瘍芽(単細胞または<5細胞クラスター)スコアを記録した。

統計解析。 予後の有意性はSPSSソフトウェアバージョン20を使用して統計的に分析した。

結果 浸潤深度(P = 0.008),WPOI-4および5(P = 0.033),腫瘍界面のsCNS(<5細胞)(P = 0.010),高芽数(≥3芽/40×hpf)(P = 0.021),LHR不良(P = 0.019)は単変量解析で無病生存期間不良と有意な相関があった. しかし、多変量解析では、LHR と WPOI-4(small cell nests or buds の存在)のみが有意であり、それぞれ 4.351(95% CI 1.290-14.676, P = 0.018) と 5.019(95% CI 1.212-20.789, P = 0.026) という高いハザード比が示された。

結論 早期口腔扁平上皮癌における予後不良の有意なマーカーとして,腫瘍界面のWPOI-4の報告義務化とLHRの非存在を提案する。