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X線スペクトル

Abstract

Moseley (1913) は元素の特性X線スペクトルを系統的に調査した。 調査した元素はX線管の標的として使用され、それぞれの標的からの放射は単結晶分光器を使って分析された。 フェロシアン化カリウムの結晶を分光器のテーブルの上に置き、スペクトルを写真板に記録した。 分光器と写真板は、空気中の長波長X線の吸収を避けるため、真空チャンバー内に置かれた。 観測されたスペクトル線は、K系列と呼ばれる短波長のグループと、L系列と呼ばれる比較的長波長のグループの2系列に分類された。 図10-1に示すように、銀の場合、K系列は0.486~0.563Å、L系列は3.3~4.7Åの波長域にあり、2系列の線が大きく分離していることがわかる。