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Windows SteadyState

SteadyState は、再起動するたびに、または管理者の要求に応じて、コンピューターを以前に保存した状態に戻すことができます。 SteadyState の Windows ディスク保護 (WDP) コンポーネントがオンになっている場合、ハード ディスクへの変更は、一時的なキャッシュにリダイレクトされます。 WDPは3つの保護モードを提供します:

  • Discard mode: キャッシュは再起動ごとに消去され、システムは以前の状態に戻ります。
  • Persistモード。 キャッシュに保存された変更は、再起動後もそのまま残ります。 管理者は、後でこれらの変更をコミットすることを選択できます。 または、指定された日付と時刻に、キャッシュは期限切れとなり、その内容は消去されます。
  • コミット・モード。 キャッシュの内容はディスクに書き出され、永続的になります。 さらに、システムに対する新しい変更がキャッシュにリダイレクトされなくなります。

SteadyStateは、ユーザー環境を準備することができます。 ユーザー アカウントをロックしたり、一定の時間経過後に強制的にログオフさせることができます。 ロックされたアカウントは、ユーザーのセッション中、ユーザーのプロファイルの一時的なコピーを使用します。 ユーザーがログオフすると、一時的なプロファイルは削除されます。

SteadyState は、個々のユーザーとシステム全体の両方をカバーする 80 以上の制限を簡単に制御できます。 これらの設定の多くは Windows グループ ポリシーに基づいており、その他の設定は SteadyState 自身によって実装されています。 SteadyStateを使用することで、管理者は、その環境にとって好ましくないアクションをユーザーが実行することを禁止することができます。 たとえば、コントロール パネルをオフにする、Windows に付属する Windows レジストリ編集ツールを無効にする、Windows コマンド プロンプトを無効にする、あらかじめ許可されたフォルダー以外でのバッチ ファイルやプログラムの実行を停止する、などの設定が可能です。 通常、SteadyState はインストールされている Windows アップデートまたはセキュリティ パッチを削除するので、SteadyState は、再起動時に削除されないようにアップデートをチェックし適用するように設定することが可能です。 管理者は、歓迎画面の無効化、ログオン画面からのシャットダウン ダイアログの削除、内蔵の Windows 管理者アカウントの非表示など、システム全体に及ぶその他の変更も選択できます。 SteadyState は、Windows の Program Files ディレクトリと共通のデスクトップ上にあるプログラムのリストを表示します。 その他の場所のプログラムは、手動で追加することができます。