Workday導入成功の鍵はインテグレーション
近年、クラウドベースのERPソリューション（SaaS）は爆発的に普及していますが、人的資本管理（HCM）も例外ではありません。 Workday は、人事、採用、および給与計算プロセスの管理を容易にする、人事および財務のためのエンタープライズ クラウド アプリケーションのリーディング プロバイダです。
Workday の導入を検討しているほとんどの企業は、次のいずれかのビジネス推進要因を持っています。
いずれのシナリオでも、Workday は既存の HCM 関連機能を拡張し、ビジネス プロセスを合理化する可能性を秘めていますが、単独で機能することはできません。 Workday で得られる効率性とコスト削減を最大化するには、アプリケーションを既存のオンプレミスおよびクラウドシステムとどのように統合するかに注目する必要があります。
このブログでは、最近完了したオーストラリアの大企業向けのWorkday導入から学んだ、システム統合のポイントをいくつかご紹介します。
Workdayと他のシステムとを統合するには複数のオプションが存在します。 比較的新しい製品であるため、どのアプローチがビジネス ニーズに最も適しているかは必ずしも明らかではありません。
- Workday の統合オプションと従来の統合プロバイダー、またはその両方の組み合わせ、
- Point-to-Point 統合とベスト プラクティス統合手法、
- Workday を段階的に展開するアプローチで統合を再利用する方法など、実装開始時に直面するであろう多くの質問とジレンマがあります。
- 定期的な製品リリースと Workday および下流システムのアップグレードに伴う統合リスクを最小限に抑えるには？
- 統合のサポートと管理を外部の Workday 主任専門家に長期的に依存しないようにするには？
重要なのは、特定の状況を評価して、短期および長期のビジネス目標に最も合致した方法を検討するということです。 私が見てきた一般的な間違いの 1 つは、組織が Workday アプリケーションとの統合だけを評価し、多くの下流システムを含むエンドツーエンドの観点から統合を検証していないことです。
Point-to-Point Integration
Point-to-point integration は、長年にわたってビジネスと IT 双方に課題をもたらしている、よく知られた問題であるだけにこれは自明だと思われるかもしれません。 しかし、Workday やその他の SaaS ソリューションを迅速かつ簡単に実装するために、このアプローチを取ることは魅力的です。
将来、さらに多くの SaaS 製品を使用するようになった場合、複雑な統合の網が構築される可能性があることを少し想像してみるだけでよいでしょう。 したがって、重複を避け、ロールアウトの一部として期待される効率性を最大化するために、プロセスに焦点を当てた統合のビューを取ることが重要です。
プロセス中心の視点が重要となる例としては、以下のようなものがあります。
- 採用ビジネス プロセスが Workday で直接開始されるのか、それとも外部の採用システムが統合によってプロセスを開始する必要があるのかを判断する。
- Workday で Termination BP が開始された場合、給与システム（または他のシステム）に何を統合する必要があるのかを定義する
- Rescind による下流システムでの統合影響を理解する。 Workday のキャンセルおよび修正機能
- Workday を他の給与または財務 ERP と統合する場合、プロセスとデータ取得が重複しないようにすること
To-Be ビジネスプロセス設計と統合ポイントの補足は、通常前もって行われるべきものです。
状況に応じて適切なミドルウェアを選択する
Workday は、独自のクラウドベースの統合ミドルウェアを提供しており、Workday のドメインに近い統合パーツを構築するのに適している。 しかし、Workday 以外のミドルウェア プラットフォーム (オンプレミスまたは iPaaS) は、複数のアプリケーションと統合する際に、より高い柔軟性を提供する場合があります。
使用するミドルウェア プラットフォームを選択する前に以下を検討してください：
- 組織に既存のミドルウェア プラットフォームとスキルがありますか？
- 6カ月ごとのWorkday製品のアップデートは、構築する統合ポイントに影響を与えるか。
- 外部のミドルウェア プラットフォームでは、Workday統合ポイントの数が少なくなる可能性があります。
- 外部ミドルウェア プラットフォームは、Workday ミドルウェアよりもターゲット システムと統合するための柔軟性と機能を提供する可能性があります (ダイレクト データベース、JMS、その他多くのプロトコルなど)。
Workday Integration Toolkit から適切な統合ツールを利用する
Workday の統合フレームワークの一部として利用できるオプションは多数あり、適切なものを選ぶことが、長期にわたるサポートと保守にとって非常に重要です。 Workday は、単純な統合シナリオに適した、すぐに使えるコネクターと Enterprise Interface Builder (EIB) を提供しています。 複雑な統合シナリオを持つ大規模な組織では、Workday Studio とミドルウェア、メッセージ キュー、および Workday Web サービスを使用してカスタム統合を構築することができます。 こちらまでご連絡ください。