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Clostridium thermocellum

キシラナーゼをコードする遺伝子xynXをクローニングし完全塩基配列決定した。 Clostridium thermocellumのキシラナーゼ遺伝子は,1087アミノ酸残基(116 kDa)のキシラナーゼ(XynX)をコードする3261塩基のORFから構成されている。 XynXの配列解析の結果、いくつかの好熱性酵素に見られる配列と相同なN末端の熱安定化ドメイン、ファミリー10のグリコシルヒドロラーゼと相同な触媒ドメイン、ファミリーIX CBDと相同な重複セルロース結合ドメイン(CBD)、三重のS層相同ドメインの4つからなるマルチドメイン構造を有していることが判明した。 xynXの触媒領域のみを有する欠失変異体では、触媒活性は保持されるが耐熱性が失われた変異体酵素XynX-Cが生成された。 70℃での半減期で見ると、XynX-Cの耐熱性は、熱安定化ドメインと触媒ドメインの両方を持つ変異体が作り出すもう一つの変異体酵素、XynX-TCの約6倍であった。 XynX-Cの至適温度はXynX-TCのそれよりも5-10℃程度低かった