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Assessing sleep using hip and wrist actigraphy

Wrist actigraphyは睡眠の測定に、hip actigraphyは活動の測定によく使われる。 股関節型アクチグラフが睡眠測定に使用できるかどうかは不明である。 本研究では,睡眠測定における手首式アクチグラフと股関節式アクチグラフの妥当性をポリソムノグラフィー(PSG)と比較して評価した。 健康な若年成人108名(22.7±0.2歳)が夜間のPSG中に腰部と手首のGTX3+アクティグラフを装着した。 総睡眠時間(TST)、睡眠効率(SE)、入眠潜時(SOL)、入眠後覚醒(WASO)の測定値を導き出し、手首アクチグラフ、股関節アクチグラフ、PSGの間で比較検討した。 各変数に対するリストアクチグラフとヒップアクチグラフの感度、特異度、精度をPSGとエポック単位で比較し、導き出した。 PSGとの比較では、TSTとSEはリストアクチグラフで同程度、ヒップアクチグラフで過大評価(ともに14%)、SOLはリストアクチグラフで過小評価(それぞれ39%と80%)、WASOはリストアクチグラフで過大評価、ヒップアクチグラフで過少評価(それぞれ34%と65%)であった。 PSGと比較した場合、リストアクチグラフの感度、特異度、精度はそれぞれ90、46、84%であり、ヒップアクチグラフは99、14、86%であった。 この研究により、既存のアルゴリズムを使用した場合、腰に装着したGTX3+アクティグラフは、主に覚醒検出が不十分なため、有効かつ正確な睡眠測定ができないことが示された。 また、手首に装着するGTX3+アクティグラフは、臀部と比較してより有効な睡眠計測が可能であるが、睡眠期間中の覚醒の検出能力は中程度であった