ポケットの中でボールペンが漏れる理由を考えたことがありますか?
ボールペンをポケットに入れたままにしていて、気がついたらインクが漏れて、お気に入りのシャツに青いしみがついてしまったという経験はありませんか? さて、誰もがそのような経験をして悲しんでいるのですが、その理由をご存知ですか?
温度が上がるから
ペンは体に触れているため、体温で中のインクが温められるのです。 インクが液状化し、先端ににじみ出る。 チューブの反対側には小さなグリスプラグがあり、これも温められると液状化する。
液体を壁に密着させる粘着力も弱まるので、インクが押し出されるわけです。
先端が布に接触することでインクが押し出される
インクが温まることに加え、毛細管現象が働くのです!
インクが温まることで毛細管現象が働き、ペン先が布に接触することでインクが押し出される。 毛細管現象とは、液体物質が重力などの外力を受けずに、狭い空間を流れる現象のことです。
ペンのインクが布や紙片に触れると広がるという実験を覚えている人は何人いるだろうか。