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アジサイの栽培で知っておきたいこと

2019年9月29日 Posted In: 庭のトレンド&デザイン, 園芸ノウハウ

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一年中楽しめる庭にしたいなら、アジサイの栽培は外せません。

真夏から年末まで花を咲かせ、秋には赤や金の葉色が鮮やかになるアジサイも。

そして、紙のようにエレガントに乾燥した花の彫刻的な形は、冬の霜の中で素晴らしい輪郭を作ります。

Hyndrangeas are brilliant in pots

そしてアジサイは鉢でも見事です!

確かに、郊外では少し評判が悪いかもしれませんが。

しかし、先週のランドスケープ展では、低木が「戻ってきた」という確かな実感がありました。 アジサイの専門家であるロジャー・バトラー氏に、アジサイの選び方や育て方の基本について伺いました。

アジサイの種類 – マクロフィラから始めよう…

アジサイは、最もよく見られるタイプを知ればより理解できます。

でも、ラベルをとっていなくても、花の形か葉の形を見れば、どの種類のアジサイか、比較的簡単にわかりますよ。

最もよく知られているのはマクロフィラで、モップヘッドとレースキャップに分かれます。

Mop head hydrangeas

これはモップヘッドアジサイで、モップヘッドが丸いですね。

Lacecap hydrangea

レースキャップアジサイは中央に小さなつぼみがあって端に開いた花が咲くのが特徴です。 友人宅の庭に咲いていた知らないアジサイ。

おしゃれなアジサイ arborescens と paniculata…

arborescens’ hydrangeas はアメリカでは ‘wild hydrangeas’ または ‘smooth hydrangeas’ として知られているそうです。

Hydrangea arborescens Annabelle

Hydrangea arborescens ‘Annabelle’ のポンポンヘッドは7月には雪のように白く、9月には緑に変わります。

アジサイの栽培を考えたことがない方でも、ここ10年以上、スマートな庭でアジサイ’アナベル’の白いポンポンを鑑賞してきたのではないでしょうか。

Hyndrangea 'Annabelle in the winter garden

冬庭に咲くアジサイ’アナベル’。

Hydrangea paniculataは、円錐形の花を咲かせます。 ロジャー・バトラー氏によれば、現在最も人気が急上昇しているのはパニクラータタイプのアジサイだという。 ここ数年、他のどのアジサイよりも常にパニクラータが売れています」

Growing hydrangeas

BBCガーデナーズワールドのプレゼンター、マーク・レイン氏の庭にあるパニクラータ・アジサイ。 これはHydrangea paniculata ‘Vanilla Fraise’

トップガーデンデザイナーのフィリッパ・オブライエンも同意見で、今年のランドスケープショーでガーデンデザイナーの観客にHydrangea paniculatasがトレンドだと語っています。

そしてオークリーフのアジサイ…

Hydrangea quercifoliaとは文字通りオークリーフなアジサイの意味。

柏葉アジサイはおしゃれで、他のアジサイよりもさらに気軽な花です。 他のアジサイよりも乾燥や寒さに耐えることができます。

Oak leafed hydrangeas

オークの葉のアジサイは、オークの形をした葉が秋になると色づくので、秋の庭にはもってこいのアジサイです。 こちらはSignature HydrangeasのHydrangea quercifolia ‘Burgundy’

色を楽しむアジサイの栽培

アジサイの色については、何よりも人が混乱する、とロジャーは言います。 マクロフィラは土壌のpHによって色が変わるんだ。 酸性土壌で育ったアジサイは青くなりますが、同じアジサイでもアルカリ性土壌で育てるとピンクになります。 青いアジサイを買ってきて庭に植えると、ピンクになるんです」

Blue hydrangeas grow in acid soil

このアジサイは、アルカリ性の土壌で育てるとピンクになるんですね。 この可愛らしい森の庭は、「4つのプライベートガーデンの7つのガーデンデザインアイデア」でも紹介しています。

酸性土壌でなくても、青いアジサイが欲しい場合は、鉢植えにして、ウエストランドアジサイの植物飼料など、アジサイ専門の飼料で土壌を処理するとよいでしょう。

アジサイをどう選ぶ?

アジサイを育てようと思ったら、まず敷地と土壌を考えることから始めるといいと、ロジャー・バトラーはアドバイスしています。 日当たりのよい場所に植えるなら、パニクラタスとアーボレセンスを選ぶとよいでしょう」

「軽い日陰から重い日陰、あるいは森のような環境なら、マクロフィラが最適です」

「アジサイを植えるなら、土の種類を選ぶとよいでしょう」

「アジサイを植えるなら、土の種類は? マクロフィラの花は日当たりが悪いと焼けてしまうので、ある程度の日陰が必要です」

Growing hydrangeas in a woodland garden

北フランスのラガパンテの美しい森の中の庭に咲くアジサイをご紹介します。 アジサイはもともと森林性の植物なので、日陰が理想的です」

アジサイを植える時期は?「アジサイはほぼ一年中植えることができます」とロジャーは言います。 しかし、夏に植える場合は、乾燥した日には水をよくあげてください」

アジサイと相性のよい植物は?

ロジャーは、アジサイは単体で最もよく機能すると考えています。 ブロックや列を作るとドラマチックな表現になります。 また、マクロフィラはかなり密な植物なので、その横に日当たりのよいものを植えたくはないでしょう」

Growing hydrangeas in gabions

Jane Beedle氏の庭のアジサイ「アナベル(Annabelle)」。 庭のこちら側の花はアジサイだけなので、シダなどの日陰を好む小さな植物を下植えしています。

Hydrangea quercifolia Snow Queen used as a hedge

Hydrangea quercifolia ‘Snow Queen’ はオーストラリアの庭で生垣として使われています。 この庭は「4つのプライベートガーデンの7つのガーデンデザインの秘密」で詳しく紹介しています。

Hydrangeas for windy gardens

海辺の町サウスウォルドの壁からこぼれるように咲くクライミングアジサイの群れです。 海岸沿いや風の強い庭にアジサイはよく似合います。

Hydrangeas in a mixed border

ドディントン・プレイス・ガーデンズのミックスボーダーの端にあるアジサイの群れです。 スペースに余裕があり、端にあるので横の植物の陰になることもありません。

アジサイは移動できますか?

もしアジサイを間違った場所に植えたと思ったら、移動できるとロジャーは言っています。 アジサイを移動させるのに最適な時期は、10月末から11月初旬です。 鉢植えでアジサイを育てるには

アジサイは鉢植えでとてもよく育つとロジャーは言います。 パティオや室内用の植物として売られているアジサイも増えています」

Growing hydrangeas in pots

友人のエマの庭に咲いていた、見知らぬアジサイ。

鉢植えのアジサイを購入したり、いただいたりした場合、きれいな花をたくさん咲かせるために、矮化処理や花持ちをよくする処理がされている場合があります。

ですから、庭に植えるアジサイを育てるなら、アジサイ専門店や庭植え用に育てているナーセリーから購入するのが一番でしょう。

そして、購入したアジサイが今後数年間、そのように成長し、そのように見えることを確信することができるのです。

アジサイの剪定方法

アジサイを育てるなら、どの種類を剪定するか知っておく必要があります。

マクロフィラ(モップヘッドとレースキャップ)と柏葉アジサイは、軽い剪定で十分です。 ロジャーは、3月に枯れた花首を切り落とし、一番上の葉を取るようアドバイスしています。 最初に見える太い芽まで切り落とすとよいでしょう。

Hydrangea serrataやHydrangea asperaなど、他のアジサイ品種もありますが、アジサイ・マクロフィラと同様に軽く剪定します。

Magical Amethyst hydrangea

Signature Hydrangeasのアジサイ「マジカル・レボリューション」はブルーから始まり(酸性土壌)徐々にピンクへと変化していきます。 マクロフィラは花と一対の葉を切り落とす程度の軽い剪定で大丈夫です。

マクロフィラや柏葉アジサイはあまり切り詰めると花が落ちてしまいます。 ただし、株を間引いたり、形をよくしたい場合は、茎ごと切り取ってもかまいません。

ただし、パニクラタスとアーボレセンスは強剪定が必要です。 ロジャーによると、2月から3月上旬に地面から2つの芽が出るくらいに切り戻すとよいそうです。

Hard prune paniculata hydrangeas

Hydrangea paniculataの円錐形の花。 アジサイと害虫について教えてください。

鹿やウサギはアジサイを好まないそうですが、それは葉に軽い毒性があるからだそうです。 しかし、シグネチャーアジサイでは、自然の解決策(線虫など)でこれらを管理し、鳥やカエル、ハリネズミがナメクジやカタツムリを抑えてくれるように、野生動物にやさしい方法でガーデニングをしています。

アジサイに肥料は必要ですか?

ロジャーは、アジサイは大食漢だと言っています。 春に一度オスモコート(血や魚の&骨もお勧め)を与え、真夏にもう一度与えるそうです。

私は一度もアジサイに与えたことがないようです。

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Why isn’t my hydrangea flowering?

The main cause of hydrangeas not flowering is that they been prunted wrong, says Roger. マクロフィラの花芽は茎の先端にあるので、剪定しすぎると花が咲かなくなります。

なぜアジサイはしおれてしまうのでしょうか

鉢植えのアジサイは、水不足でよくしおれます。 あるいは、水に浸かってしまっているのかもしれません、とロジャーは言います。

Water hydrangeas in pots

これは、Hydrangea macrophylla ‘Miss Saori’です。 この鉢に植えてから3年になります。 定期的に餌を与えていますが、時々乾燥しすぎてしおれてしまうことがあります。

アジサイの育て方についてはこちらの動画をご覧ください。

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